JRSM広報
(11.6.21)0177

日本学術会議ニュース・メール

日本放射線安全管理学会の皆様へ
JRSM広報委員会

 日本学術会議ニュース・メールより以下の案内が届いておりますので、お知らせします。

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** 日本学術会議ニュースメール ** No.301 ** 2011/6/17      
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◇ 日本学術会議会長談話「放射線防護の対策を正しく理解するために」の発出
 (お知らせ)
◇ 日本学術会議緊急講演会「放射線を正しく恐れる」の開催について(ご案内)
◇ 公開シンポジウム「フォーラム:東日本大震災による生態系や生物多様性へ
 の影響−どれだけの影響があったのか、回復に向けて何を考えるべきか−」の
 開催について(ご案内)
◇ 公開シンポジウム「水田稲作を中心とした日本農業の展望と作物生産科学の
 果たすべき役割」の開催について(ご案内)
◇ JST 研究開発戦略センター(CRDS)からのお知らせ
◇ 文部科学省研究開発局からのお知らせ
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 日本学術会議会長談話「放射線防護の対策を正しく理解するために」の発出
(お知らせ)
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 6月17日、日本学術会議会長談話「放射線防護の対策を正しく理解するため
に」を発出しましたので、お知らせいたします。
 本文は次のURLからご覧になれます。
   http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d11.pdf
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 日本学術会議緊急講演会「放射線を正しく恐れる」の開催について(ご案内)
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 東日本大震災後、放射能や放射線に関する様々な情報が大量に発信され、
多くの国民は放射線の身体への影響等に関する漠然な不安を日々感じている。
 本緊急講演会は、放射線に関する第一線の研究者の講演並びにパネル討論
により、国民へ現時点での正しい情報を伝え、国民の不安の解消を図るとともに、
国民の放射線へのリテラシーの向上を図ることを目的とする。

 ◆日 時: 平成23年7月1日(金)10時00分〜12時30分

 ◆場 所: 日本学術会議 講堂

 ◆主 催: 東日本大震災対策委員会

 ◆プログラム(予定):【敬称略】

   司会   唐木英明 日本学術会議副会長

    第一部 放射線の健康に対する影響
     講演1.放射線の発がん作用についてのいくつかの考え方
         丹羽太貫   京都大学名誉教授(連携会員)

     講演2.少量の放射線は身体に良いというのは本当か?
         山岡聖典
          岡山大学大学院保健学研究科放射線健康支援科学領域教授

    第二部 放射線から身を守る仕組み
     講演3.国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告の意味
         佐々木康人 (社)日本アイソトープ協会常務理事(連携会員)

     講演4. 非常事態にどうすべきか
         柴田徳思
         日本原子力研究開発機構J-PARCセンター客員研究員(連携会員)

    第三部 パネル討論(聴衆からの質問を中心に)

 ◆ 申込:
      Web(申込フォーム)によりお申込み下さい。
       URL: https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0026.html


      詳細は以下のホームページをご参照ください。
     ○日本学術会議事務局ホームページ
        http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/126-s-3-1.pdf


    【問合わせ先】
      日本学術会議事務局参事官付(審議第二担当) 田中、片桐
       〒106-8555東京都港区六本木7-22-34
       TEL: 03-3403-1056/FAX: 03-3403-1640


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 公開シンポジウム「フォーラム:東日本大震災による生態系や生物多様性
への影響−どれだけの影響があったのか、回復に向けて何を考えるべきか−」
の開催について(ご案内)
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 ◆日  時:平成23年6月28日(火)13:00〜17:00

 ◆場  所:日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)

 ◆主  催:日本学術会議統合生物学委員会生態科学分科会、
       環境学委員会自然環境保護保全再生分科会

 ◆後  援:日本生態学会

 ◆開催趣旨: 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震および津波により、
        東北地方から関東にかけての広い範囲で人間生活と自然環境に
        甚大な被害がもたらされた。おびただしい数の家屋や施設が崩
        壊し、3万人近くの人の命が奪われた。沿岸部を中心に干潟、
        藻場、海岸林などが大規模に失われ、がれきの中にうずもれた。
        一方、地震と津波により原子力発電所が損壊、そして水素爆発
        を起こし、そこから放射性物質が海や土壌、大気中に放出され
        ている。この放射性物質の放出は、震災後1か月半を過ぎても
        止んでいない。
         こうした地震や津波、放射性物質の放出による影響のうち、
        産業や人の健康にかかわる部分については、いろいろな場や機
        会でとりあげられている。しかし、人のくらしや生命を支え、
        農林水産業などを支える生態系や生物多様性への影響について
        は、ほとんど議論されていない。地震や津波、そして放射性物
        質の放出は、関連地域の生態系や生物多様性にいったいどれだ
        けの被害を及ぼしたのか。また今後、被害を受けた生態系や生
        物多様性は、どのように回復していくのだろうか。私たちはそ
        れに対して、何ができるのだろうか。
         このフォーラムでは、生態科学、および自然環境保全・再生
        学的な視点から、こうした生態系や生物多様性への被害の実態
        評価、今後の回復過程の短期的・長期的モニタリング、可能な
        自然再生などのあり方、また、津波の際に干潟や海岸林の存在
        が、災害を軽減したかどうかなどの話題をとりあげ、参加者と
        ともに議論していきたい。

 ◆次  第:
  13:00〜13:15 開会にあたって
    日本学術会議生態科学分科会から
           松本忠夫(日本学術会議連携会員・放送大学教養学部教授)

    本フォーラムの趣旨説明
           樋口広芳(日本学術会議連携会員・
                       東京大学大学院農学生命科学研究科教授)

  13:15〜16:00 第一部 話題提供

    1.東日本大震災は生態系や生物多様性にどれだけの影響を及ぼしたのか
           原慶太郎(東京情報大学)

    2.日本列島弧の生物多様性と原子力発電所−未来への希望と負の遺産−
           加藤 真(日本学術会議連携会員・京都大学大学院人間
                                     ・環境学研究科教授)

    3.放射線がもたらす突然変異:健康と生態系への影響をどう考えればよいか
           矢原徹一(日本学術会議連携会員・
                             九州大学大学院理学研究院教授)

    4.放射能汚染が鳥類の繁殖、生存、分布に及ぼす影響
              −チェルノブイリ原発事故25年後の鳥の世界− 
           樋口広芳(日本学術会議連携会員・
                       東京大学大学院農学生命科学研究科教授)

    5.今後も続く被害の影響を短期的、長期的にどうモニタリングしていくのか
           中静 透(日本学術会議連携会員・
                          東北大学大学院生命科学研究科教授)

    6.自然生態系と災害−干潟や海岸林が災害を軽減したか−
           向井 宏(日本学術会議連携会員・
                  京都大学フィールド科学教育研究センター特任教授)

    7.自然の回復と再生の視点から
           鷲谷いづみ(日本学術会議二部会員・
                       東京大学大学院農学生命科学研究科教授)

  16:00〜16:15 休憩

  16:15〜17:00 第二部 パネルディスカッション

      司会:松本 忠夫(生態科学分科会委員長、放送大学)

   パネラー:原慶太郎、加藤 真、矢原徹一、樋口広芳、中静 透、
         向井 宏、鷲谷いづみ、永田 俊

 ◆参加自由・事前申し込み不要


 ◆連絡先:鷲谷(電話 03-5841-8915 : Fax 03-5841-8916 )、
       松本(電話 & Fax 043-298-5181 )

   詳細については、以下のURL(日本学術会議HP)を御覧ください。
      http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/125-s-2-2.pdf

  【問い合わせ先】
    日本学術会議事務局第二部担当 相原
       Tel:03-3403-1091


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      学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
   http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/index.html
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 発行:日本学術会議事務局 http://www.scj.go.jp/
    〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34   
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