JRSM広報
(05.01.20)0029


日本保健物理学会シンポジウムの開催について

日本放射線安全管理学会
学会員 各位

広報委員会

 標記の件につき,当学会事務局宛に開催案内がありましたので,ご案内させて頂きます。



日本保健物理学会シンポジウム
「中性子線量計の校正について考える:校正技術の標準化と国際規格」
開催のご案内

主 催: 日本保健物理学会
趣 旨:  現在、我が国には中性子線量計の校正方法に関する標準化された規格がない。一方で中性子線量計のJIS化が進んできていることから、中性子線量計の校正方法のJIS化が国際規格(ISO 8529 part 1〜part3)に沿って行われている。
 国際規格は、標準研究所や専門の中性子校正機関を対象としたものであり、ユーザレベルの校正は規格の範囲外である。また、複雑なものから単純なものまで複数の校正手法が並列的に示されている。このような状況を踏まえ、日本保健物理学会では、中性子校正技術の標準化に関する専門研究会を設置して検討を進めてきた。このシンポジウムでは、専門研究会活動の成果として、種々の校正方法についての比較検討結果の報告及びユーザレベルを含めた校正の階層化の提言を行うとともに、中性子線量測定の信頼性をどう確保すべきかについて考える。
 開催案内は、以下のURLでご覧になれます。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jhps/j/events/kikaku/kikaku05-02.html
日 時: 2005年2月28日(月)13:30−16:40
場 所: 文京区シビックホール 多目的室(地下1階)
  住所 〒112-0003 東京都文京区春日1-16-21
  電話 03(5803)1100
交通手段
  東京メトロ丸の内線・南北線 後楽園駅下車徒歩3分
  都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅下車徒歩3分
  JR中央・総武線 水道橋駅下車徒歩8分
詳細はhttp://www.b-civichall.com/ の「交通アクセス」をご覧下さい。
参加費: 会員 2,000円、非会員 3,000円、学生会員 1,000円
(事前申し込みは不要です)


プログラム

開会挨拶
企画委員会委員長 甲斐倫明(大分県立看護大)
はじめに
(1)専門研究会の目的と活動概要について
     専門研究会主査 工藤勝久(産総研)
セッション1 中性子線量計校正方法の標準化
(2)中性子校正方法に関する国際規格とJIS化の現状
   吉澤道夫(原研)
(3)中性子線量計の校正方法
   吉田忠義(サイクル機構)
セッション2 実用的な校正方法
(4)ユーザー(原子力発電所)における中性子校正の現状
   谷口和史(原電)
(5)中性子線量計の校正方法の階層化
   辻村憲雄(サイクル機構)
セッション3 総合討論 中性子線量測定の信頼性を確立するために
   司会:中村尚司(東北大院)
(6)コメント
  標準供給の立場から 瓜谷章(産総研)
  測定器メーカの対応 布宮智也(富士電機)
  個人線量計測定サービス機関の対応 寿藤紀道(千代田テクノル)
(7)全体討論

問い合わせ先:
  遠藤 章(日本原子力研究所 保健物理部 外部被ばく防護研究室)
  e-mail:a.endo@popsvr.tokai.jaeri.go.jp
  電話:029-284-3754、ファクシミリ:029-282-6063