JRSM広報
(’02.10.01)0012


平成14年9月30日

文部科学省 科学技術・学術政策局
原子力安全課 放射線規制室
室長   石田 正美 殿

日本放射線安全管理学会
会長  西 澤 邦 秀

放射線安全規制のあり方についての意見、要望等

 標記の件について、平成14年9月付けで貴職より当職に対して現状の放射線安全規制の在り方についての意見、要望等の提出の依頼がありましたので、別紙のとおり意見、要望等について提出いたします。なお、意見、要望は5部に別れており、各部は、項目ごとに内容の簡潔な見出しを付けてあり、付録を除いてそれぞれに現状と提案を併記してあります。

 御高承の通り本学会は放射線安全管理学の研究を標榜する学会です。今回は、要請から意見、要望の提出まで極めて短期間ではありましたが、このような要請に答えるのは、本学会の重要な使命であると考え、全力を傾注して学会の意見集約を行い別紙のような要望書に纏めた所であります。提案等が、法改正に反映されることを願うものです。なお、本学会としては、今回十分検討できなかった事項については、引き続き検討を重ね適宜意見表明する予定でおります。

 近年、我が国においては、行政の情報公開、透明性、説明責任等が強く求められております。このような観点から、この度、貴職が放射線障害防止法の改正を行う予定を前にして、あらかじめ関係諸機関より幅広く意見を集約した上で放射線安全規制のあり方についての検討会を貴局内に設置するとの姿勢を取られたことを、本学会は高く評価するものであります。今後の検討会の検討の過程におきましても情報公開、透明性、説明責任、国民の意見の聴取等の姿勢が堅持されることを望みます。