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20180914

日本放射線安全管理学会 平成30年度「若手奨励金」贈呈について

日本放射線安全管理学会 平成30年度「若手奨励金」贈呈について

会 長  中島 覚


 学会の発展のために寄贈された大崎賞寄付金の精神を尊び、将来を期待される若手会員の放射線安全管理に係る研究を支援するために、 平成30年度より若手奨励金制度を設けることになりました。 若手奨励金選考委員会より、下記のとおり平成30年度の若手奨励金受賞者を決定した旨報告があり、 平成30年8月17日の理事会において承認されましたので、お知らせいたします。





長田 直之

岡山大学自然生命科学研究支援センター 特任助教


研究題目:加速器室内で生成する放射性エアロゾルの生成機構の解明
研究期間:平成30年9月1日~平成31年3月31日
奨励金決定額:100,000 円
[選考理由]
 放射性エアロゾルは福島原発事故の空気中に浮遊する放射性物質の1種としても知られ、また、高エネルギー大強度加速器設置室内でも、 放射性エアロゾルが生成し、内部被ばくの原因となり得る。 長田直之氏の研究課題は、 放射線防護の観点から、加速エネルギーや電流値などを変更し様々な照射条件で生成する放射性エアロゾルをレーザー光線による測定により粒径の変化を捉え、 照射線量、運転条件と粒径分布との相関関係を見出し、放射性エアロゾル粒子の生成機構を解明することを目的としたものである。
 これまでの、研究成果から、課題遂行能力もあると思われ、放射線防護に関する貴重な研究と考えられ、本学会にとって評価できる研究課題である。

-以上-