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会長就任挨拶

広島大学自然科学研究支援開発センター
会長 中島 覚

 第9期、会長を務めさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 まず、学会一般について私が素朴に考えていることから記させていただきます。 私が大学院生時代に入っていた学会で、今も会員である学会についてです。 私は大学院生時代、日々研究を行い、その成果をその学会で発表し、その学会の学会誌で報告することを考えて過ごしました。 あわよくば、その道で生きていければよいと考えていました。 日本放射線安全管理学会においても、志を同じにするメンバーが研究発表をする場であることが重要であると考えます。 必ずしも多くはないかもしれませんが放射線安全管理学に関係する学生さんや放射線施設等に就職された若い方が、 日々研究に励み、その成果を本学会の学術大会で発表し、本学会の英文誌、邦文誌で報告することに喜びを見出していただければと思います。 このような方は必ずや各職場でアピールできると考えますし、そのような集団には自然にお金と人が付いてくると、楽観的ですが考えます。
 さて本学会についてですが、本学会は2001年に設立された若い学会であり、歴代の会長を中心に本学会は成長してまいりました。 会員のもともとの専門は様々であり、そのような人が集まって活躍する場は面白いと感じています。 研究のきっかけは放射線管理の現場から出てきた素朴な疑問であっても、それぞれの専門家の様々なアプローチがあって面白いと感じています。 まさに学際領域です。 これまでの放射線管理に関係する保守本流の研究も大事にするとともに、2011年3月の福島第一原子力発電所事故後の福島復興に関係する研究も重要であると考えます。 様々な研究が引き続きこの学会で進められるように努めたいと考えます。 私個人としても、10年前には考えもしなかった研究を、本学会においてささやかですが進められ、毎日楽しんでいます。
 今期の活動で重要な点は、前期に松田前会長が様々なことを立ち上げられましたので、それをきちんと軌道に乗せることだと考えます。 松田前会長が進めてこられた若手奨励金も今年度から開始しました。 これはすでに柴副会長を中心に進めていただいています。 また、本学会は他の放射線関連学会とともに、昨年から放射線防護研究分野における課題解決ネットワークとアンブレラ型統合プラットフォームの形成事業に参加しています。 この事業の中で本学会が活躍できる要因の一つは、前期に法人化されたことがあります。 このように法人化されたメリットを活用して、他の放射線関連学会と連携しながら活動してまいりたいと思います。 多くの放射線関連学会がありますが、その中で放射線規制に近い点が本学会の特徴です。 放射線安全研究とも関係しながら放射線規制にも積極的に貢献してまいりたいと考えます。
 来年9月には保田理事を中心に広島でSSD19が開催されます。 この国際会議に本学会が何らかの貢献ができればよいと考えますし、国際的な連携も今後視野に入れたいと考えます。 さらには、日本での高スペックの放射線管理を海外に輸出できるような方策がないかとも考えています。半分夢物語ですが、チャレンジングなテーマであると考えます。 このような場所には面白いテーマが転がっている可能性があります。このような場で、会員の皆様が活躍できるように応援したいと思います。
 以上、若干楽天的に書きました。皆様からの厳しいご意見を伺いながら、そして暖かいサポートもいただきながら、現実を見据えて進めてまいりたいと思います。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

出版物

学会誌/邦文誌(J-STAGE)
学会誌/英文誌(J-STAGE)
放射線施設廃止の確認手順と
放射能測定マニュアル
(改訂準備中)


原発事故由来の放射性物質
拡散に対する取り組み


会員の皆様へ